アパート経営の空室対策に効果大!リフォームの相場は?メリットは?

アパート経営の空室対策に効果大!リフォームの相場は?メリットは?

所有するアパートの空室をなくすことはアパート経営を成功へと導く最重要事項。
所有するアパートのリフォームは空室対策の1つとしてとても効果的です。
そこで今回はアパート経営されている方に向け空室対策の手段としておすすめのリフォームについて特集。
リフォームする目的や費用の相場リフォームするメリットまでわかりやすくまとめてお伝えします。

アパート経営の空室対策①リフォームとリノベーションの違いとは?

アパート経営の空室対策①リフォームとリノベーションの違いとは?

アパートの部屋に限らず自宅などのリフォームやリノベーションを検討したこと実際にやったことがある方も多いでしょう。
しかしリフォームとリノベーションの違いをしっかりと把握していますか?
ここではアパート経営の収益アップに効果的といわれるリフォームとリノベーションの違いを見てみましょう。
リフォームおよびリノベーションはどちらも部屋の設備を新しくするなどして居住空間の利便性や快適性をアップするためのもの。
リフォームとリノベーションの違いはとくに法律的に決められているわけではありませんが一般的には以下のように分けられます。

リフォームとは?

住宅の内部の破損や汚損を改修して元どおりの状態に戻すこと。
たとえばフローリングや壁紙の貼り替えキッチンの修繕や部品交換外壁の補修などがこれにあたります。
大がかりなものでは旧式の風呂場を新型のユニットバスにするのもリフォームに含まれるでしょう。

リノベーションとは?

リフォームに対してリノベーションは部屋全体のイメージから作り直し物件の価値自体を高めるために施すもの。
たとえば2DKの部屋の間取りを1LDKに変えて内装を一新したり和室を洋室に変えたり外観を新築同然に改修したりするのはリノベーションというわけです。

アパート経営にはリノベーションよりリフォームがおすすめ!

上記のようにリフォームとリノベーションの違いはおもに改修などの規模の大きさにあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるのでどちらを選ぶかは物件の状態などにもよりますがアパート経営の観点から見ればより手軽にできるリフォームのほうがおすすめといえそう。
リフォームの具体的なメリットは後述しますが大幅に改修するため費用も時間もかかるリノベーションに対してあまり時間をかけず部分的に修繕するだけで集客率アップが望めるリフォームはアパート経営する側としてはありがたいですよね。
次項以降ではとくにリフォームに焦点をあてリフォームする目的や費用の相場知っておくべきメリットを詳しくご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

アパート経営の空室対策②リフォームする目的とは?

アパート経営の空室対策②リフォームする目的とは?

リフォームとリノベーションの違いを大まかに理解したところで所有する物件をリフォームする目的を見てみましょう。

内装の見直し

床や壁などを新しくするリフォームは室内の印象を変える目的としてとても有効です。
床のフローリング貼り替えでも1畳あたり2万円から6万円ほどと費用も比較的リーズナブルなことから内装の変更は手軽で人気のリフォームとなっています。

設備の新設

人気の高い設備の新設は集客率アップを目的としたリフォームです。
たとえば無料インターネットや宅配ボックスの新設は最近の動向から需要が高く効果大でしょう。
無料インターネットはアパート全体に導入することで工事費が無料になったりする場合も。
月額でかかる費用も1万円台からと低めに抑えられます。

水まわりの修繕

水まわりが清潔であることは入居者の多くに求められているポイント。
水まわりをきれいにリフォームすることで印象アップさらには入居率アップが狙えます。
旧式のキッチンをシステムキッチンにリフォームする場合1室あたり50万円から100万円と費用はそれなりに必要となりますがそれだけ効果は絶大といえます。

リフォーム全体に用意するべき費用の目安

リフォームの目的とそれぞれの相場は上記のとおりですが全体の費用はどれくらい用意したらいいのか気になりますよね。
アパート経営の観点から見ると「10年間の家賃アップ分の収入で元がとれる金額」=「リフォームにかけられる費用」というのが一般的な相場といわれています。
たとえば家賃を1万円アップするならリフォームにかけられる費用の相場は1万円×12カ月×10年=120万円となります。
場合によってはこれ以上の費用をかけてリフォームする手もありますが元をとるまで年数がかかりすぎてしまうことも。
またこの相場より安く済ませようとリフォームの範囲を縮小することで入居者が集まらず結局費用を回収できないということもあるので注意しましょう。

アパート経営の空室対策③リフォームするメリットとは?

アパート経営の空室対策③リフォームするメリットとは?

最後に所有するアパートの部屋をリフォームするメリットをご紹介します。
リフォームのメリットは前述したリフォームの目的とも深く関わるものなので併せてチェックしておきましょう。

原状回復によるメリット

壁紙の貼り替えや畳の表替えルームクリーニングなど入居していた方が退去したとき生活による汚れなどを取り除いくために行うのが原状回復。
入居期間にもよりますが基本的に入居者が変わるたびに行うことで新しく入居する方が気持ちよく暮らせるのは大きなメリットといえるでしょう。

設備交換によるメリット

原状回復のリフォームを繰り返していても築年数が経つとドアノブや蛇口などの備品サッシの網戸などが劣化してくるため新たに交換する必要が出てきます。
また退去後の汚れがひどく基本的な原状回復だけでは済まないことも。
大がかりなリフォームは費用もそれなりにかかりますが旧式の設備のまま賃貸に出しつづけることは空室対策としてあまり得策ではありません。
入居する物件の築年数にこだわらないという方でもやはりアパートを借りるとなれば暮らしやすさにはこだわるもの。
外観が少し古びていても室内の設備はまめに更新しておくことがポイントです。
逆に築年数が経った物件でも室内の設備が新しくきれいに整っていれば新築希望の方まで層を広げてアピールできることもメリットでしょう。

付加価値によるメリット

所有する物件のまわりにライバルとなるアパートやマンションがある場合それらと差別化してアピールすることが重要となります。
リフォームによる付加価値づくりはライバル物件との差別化にも有効。
壁紙をワンランク上のグレードにしたりトイレの設備に最新のものを導入したりするのもいいでしょう。
とくに女性好みの物件をめざすなら最新のトレンドなどをとりいれるのもおすすめ。
内見時ガランとした空室でも備品や設備に高級感があれば部屋全体がよりよく見えること請け合いです。
「ほかの部屋とはちょっと違うな」という第一印象を与えられれば空室対策の一環としてとても大きなメリットとなります。

まとめ

アパート経営におけるリフォームの目的や重要性メリットはおわかりいただけましたか?
リノベーションまで大がかりにする必要はないものの古さを感じるところなど部分的にリフォームするのはアパート経営の観点からも入居者の側から見てもメリット大のようですね。
アパート経営の空室対策としてまたさらなる集客率アップを狙って所有するアパートのリフォームをぜひ検討してみてください。